飛田新地の歴史　　大阪五新地ちょんの間ガイド～飛田・松島・信太山・今里・滝井～

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飛田新地の歴史

ひととおり飛田新地の遊び方を説明しましたので、閑話休題として飛田新地の歴史を紹介したいと思います。

明治時代、現在の難波あたりに難波新地という花街がありました。
１００軒を超える妓楼があったのですが、明治末期に大火で全焼してしまい、折りしも廃娼運動が起きていた時代でしたので、そのまま廃止になるかと思われました。
ところが、職を失った貸座敷業者らが土地開発会社を設立。政治家・実業家らと結託して当時の大阪府知事に圧力をかけ、大火による失業者の救済措置ということで当時原っぱになっていた飛田（江戸時代は処刑場があった）に遊郭設置を認可させました。
これが飛田新地の前身「飛田遊郭」のはじまりです。

飛田遊郭の最盛期は昭和初期で、当時は200軒を超える妓楼があり、道は飛田に向かう男で埋め尽くされていたそうです。
当時日本一と謳われた松島とともに大阪の二大遊郭と呼ばれるまでに発展しました。

残念ながら空襲で、松島など他の遊郭はすべて焼失しましたが、飛田の被害は一部にとどまりました。
昭和３３年に売春防止法が施行されたため、飛田は料亭街に転じ、現在でもその町並みは保たれています。新地内にある「鯛よし百番」という料理屋さんは文化庁登録有形文化財に登録されていますので、飛田新地に行くついでに寄ってみてください。

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